円盤型の外観はUFOや宇宙船を思わせ、正面入口にはロケットまで常設されていて、中に入る前からワクワクしてきます。2階の宇宙科学展示室では「人類と宇宙」「SETI(地球外知的生命探査)」「UFO現象」をテーマに、1960年代にアメリカとソ連が競って開発した宇宙船、月面車、宇宙服などの貴重な宇宙機材が多数展示されています。ミニチュアやレプリカではなく、大型のロケットから小さなアイテムまで全部本物というのが最大の魅力です!
なぜ本物の宇宙船が何機も存在し、間近で見ることができるのか!? 「コスモアイル羽咋」がある羽咋には、円盤型の未確認飛行物体の飛来が記された江戸時代の古文書が伝わり、その「そうはちぼん」伝承から「UFOで町おこし」がスタート、ついには博物館も開館しました。しかも、アメリカのNASAと交渉して本物の宇宙船とロケットを100年間無償で借り、ロシアの軍人と交渉して旧ソ連の宇宙船を格安で購入するなど、信じられないようなミラクルがたくさんあったそうです。
館内には展示室の他にも、UFOや宇宙、超常現象が好きな人にはたまらないお宝資料が詰まった部屋、大迫力の映像が楽しめる「コスモシアター」などがあります。サンダーくんグッズや宇宙食、隕石などを販売するミュージアムショップもぜひ訪れたいスポットです。
「ここはボクのお気に入りスポットのひとつ。この大仏像は未完成ですが、まるで土に埋まった巨大ロボットみたいで超クールでしょ!?」と、次にサンダーくんと訪れたのは、石川県小松市の「ハニべ巌窟院(がんくついん)」。田園風景の中に高さ15mの仏頭がそびえる様は圧巻です。
「ハニベ巌窟院」は、初代院主で彫塑家の都賀田勇馬(つがたゆうま)さんが、かつて石切り場だった洞窟をアトリエにして製作した仏像や塑像などを安置・公開。2代目院主の都賀田伯馬(はくま)さんによる日本一の大仏造りが進められ、仏頭だけが完成しています。ちょっと変わったネーミングは、埴輪(はにわ)などを作る土師部(はじべ)に由来し、彫塑家が作った洞窟の寺を意味しています。
洞窟内では院主が製作したおびただしい数の彫塑が出迎えてくれます。仏像やインドの神像、小松市ゆかりの勧進帳の弁慶像など、モチーフやスタイルもさまざま。洞窟の壁には石材を切り出した痕跡も残り、壁面に彫刻を施したレリーフ作品などもあります。
「都賀田勇馬さんは、明治24年生まれ、東京美術学校(現・東京藝術大学)で学び、帝展や日展などでも活躍した石川県を代表する作家デス。ここで地獄巡りや独特の世界観を体験し、ユニークな映え写真もたくさん撮影できるのは、芸術家が創り上げた超リアルで本気の作品があってこそデス」とサンダーくん。
駐車場横の売店では、ハニベ大仏のTシャツ、ハニベ地獄めぐりの写真集(ポストカード)、手ぬぐい、マグカップのほか、福助や干支の置物などのハニベ焼きも販売。「ハニベ大仏がプリントされたTシャツと手ぬぐい、ボクの母星でも流行りそうです」とサンダーくんもお土産に購入です。
ハニベ巌窟院
石川県小松市立明寺町イ1番地
☎0761-47-3188
営業時間:4~9月 9:00~17:00、10~3月 9:00~16:00
定休日:無休
料金:大人800円、小・中・高校生500円
駐車場:あり
「新屋島水族館」という名称ですがその歴史は古く、今から54年前の1969年に、"さぬきのこんぴらさん"と呼ばれ、古くから観光地として親しまれる琴平と並ぶ名観光地である屋島の山上に「屋島山上水族館」として誕生しました。当時の観光ブームに乗り人気を博したものの2006年に一旦閉館。その後、存続を願う声もあり、「新屋島水族館」としてリニューアル、再オープンとなりました。
そんな水族館では、傘を持ったアザラシやアメリカマナティといった人気者がいますが、いま注目を集めているのが、"世直し侍"というお侍が登場する劇仕立てのイルカショー。
なにやら面白そうだと、噂を聞きつけたサンダーくんが現地を訪れました!
世直し侍:おっ!おぬしは何奴じゃ???!あやしい!成敗いたす!!
サンダーくん:ボクは石川県の「コスモアイル羽咋」で働いている宇宙人デス。
香川県にオモシロイ水族館があると聞いて遊びにキマシタ。
世直し侍:な~んだ!そういうことでござるか!失敬、失敬。拙者は「世直し侍」、本名は平清親(たいらのきよちか)と申すでござる。よければ館内を案内してしんぜよう!
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「新屋島水族館」は、全国の水族館と比べると規模はそれほど大きくはありませんが、生き物とお客さんの距離が近く、飼育員が積極的にお客さんとコミュニケーションを取ることを大切にしている"アットホーム"な水族館で、ライブイベントやエサやり体験なども充実していて、大人も子どもも夢中になって楽しめます!
また、「寛永通宝」を模したドーナツ型の水槽や、世界最大級のドーム型水槽、J型水槽など、他にはない水槽を用いているのも特徴です。これらの水槽は香川県の企業「日プラ」で作られており、その技術の高さから水族館アクリルパネルのシェア世界1位を誇ります。実は、日プラが1970年に世界初のアクリル製回遊水槽を設置したのは屋島山上水族館です。
登場するや否や飼育員のお姉さんに斬りかかり、「安心せい!みねうちじゃ?!」と言いながらステージをジャック。その後、イルカと息の合ったパフォーマンスを披露しながら、分かりやすくその生態を教えてくれます。ライブの途中には、"暗い理不尽な世の中を笑顔にするためにやって来たでござる"と言いながら、かっこいいラップも披露!約30分のライブ中、大人も子どももノリノリに!
※イルカ劇ライブは土日祝のみ開催
イベント情報はこちらをCheck!
館内をまわって生き物との触れ合いを存分に堪能したら、最後はグッズ売り場へ!
世直し侍をはじめ、「新屋島水族館」公式キャラクター「マナやん」のオリジナルグッズなど、旅の思い出になるアイテムが多数揃っています!
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新屋島水族館
香川県高松市屋島東町1785-1
☎087-841-2678
営業時間:9:00~17:00<年中無休>
入館料金:大人(高校生以上)1,500円、小中学生700円、
幼児(3歳~未就学児)500円、2歳以下無料
駐車場:屋島山上観光駐車場(350台:有料)
なんといっても特徴的なのが建物の構造。約200メートルの回廊型の建物は、周辺の自然環境に溶け込むように設計されており、地形の起伏と呼応するように中庭が造形され、建物自体は細く長く、地形の間を流れる川のように一周しています。山側は屋島の自然を、海側は瀬戸内海の絶景を眺めることもできます。
施設内では、庵治石(あじいし:高松市東部の庵治町・牟礼町でのみ産出される高級石材、花崗岩)を使ったグッズや地元のお菓子なども販売しており、現在日本で唯一のパノラマ館では、源平合戦をテーマにしたアートを展示しています。
<DATA>
高松市屋島山上交流拠点施設 やしまーる
香川県高松市屋島東町1784-6
☎087-802-8466
営業時間:9:00~17:00、金曜・土日・祝前日9:00~21:00
休館日:火曜(祝日の場合は翌平日) 入館料:無料
駐車場:屋島山上観光駐車場(350台:有料)
ここでは、大きな窓の向こうに広がる瀬戸内海の景色を眺めながら、地元の料理人が考案した料理やスイーツ、こだわりのコーヒーを楽しむことがでます。カフェの隣には地元の産品を扱うショップやテイクアウト専用スタンドも。屋島散策の途中にぜひお立ち寄りください。
<DATA>
れいがん茶屋
香川県高松市屋島東町1784
☎087-841-9636
営業時間:11:00~17:00(LO16:30)
定休日:火曜
駐車場:屋島山上観光駐車場(350台:有料)
源平合戦に勝利した源氏が戦場でかぶっていた陣笠を投げて勝どきをあげたという言い伝えがあることから始まったもので、言い伝えにならい、開運厄除けや家内安全、商売繁盛などの願いを込めてかわらを投げると良いとされています。
石川県と香川県のユニークな観光スポットをご紹介しました!
香川県の「屋島」は、今回ご紹介した3つのスポットのほかにも魅力がたくさんあります!
日本で初めて瀬戸内海国立公園の1つに指定された風光明媚で自然豊かな場所でもあり、源平合戦や四国霊場八十八ヶ所などの歴史がある場所でもあります。
ぜひ香川県にお越しの際は、屋島全体を周遊してみてください!
石川県の「ほっと石川旅ねっと」でも連載特集を掲載中!
うどん県旅ネットでは紹介しきれなかった石川県のスポットや情報を掲載しておりますので是非併せてご覧ください!
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