ぶらり、街さんぽ
高松市
高松丸亀町商店街の再開発などにより新しいお店が増える一方、昭和の時代から続く歴史あるお店も点在する高松中央商店街周辺。新旧入り混じりながらにぎわいを見せるこの街で今回ご紹介するのは、『レトロ喫茶』です。
高松を代表する老舗から芸術家たちが通った名店、本好きにはたまらない夜カフェまで、ノスタルジーを感じるお店を4軒、ご紹介します。
美味しいコーヒーをじっくり味わいながら、優雅な大人の時間をお楽しみください!
高松を代表する老舗から芸術家たちが通った名店、本好きにはたまらない夜カフェまで、ノスタルジーを感じるお店を4軒、ご紹介します。
美味しいコーヒーをじっくり味わいながら、優雅な大人の時間をお楽しみください!
コーヒーサロン皇帝(高松兵庫町商店街)
高松の喫茶好きなら知らない人はいないほど有名なお店が、「コーヒーサロン皇帝」です。150席もある広々とした店内には、昔懐かしいボックス型のソファー席があり、一人で来てもグループで来ても、ゆったり座ることができるのがうれしいポイントです。
クラシック音楽が流れる、レトロ喫茶を絵に描いたようなお店には、地元の常連さんはもちろん若い男女も多く、思い思いにおしゃべりを楽しんでいたり、お一人で過ごしている人もいます。いい意味で“放っておいてくれる”心地よい雰囲気がたまりません。
そんな憩いの場でありながら、昼はタイムランチを求めてサラリーマンやOLで賑わいます。実は皇帝はランチが充実していて、人気の豚のしょうが焼き弁当から昔懐かしのナポリタン、カレーライスやエビピラフまで、毎日食べたくなるようなメニューの宝庫です。14時までコーヒーまたは紅茶がついて全品890円。お腹いっぱい食事をして、コーヒーを飲んでほっと一息つけるのですから、人気店であるのも納得です。
モーニングでもランチでも、またショッピング中のひと休みにでも、いろいろな使い方ができる老舗の懐の深さこそが、「コーヒーサロン皇帝」の魅力です。
高松の喫茶好きなら知らない人はいないほど有名なお店が、「コーヒーサロン皇帝」です。150席もある広々とした店内には、昔懐かしいボックス型のソファー席があり、一人で来てもグループで来ても、ゆったり座ることができるのがうれしいポイントです。
クラシック音楽が流れる、レトロ喫茶を絵に描いたようなお店には、地元の常連さんはもちろん若い男女も多く、思い思いにおしゃべりを楽しんでいたり、お一人で過ごしている人もいます。いい意味で“放っておいてくれる”心地よい雰囲気がたまりません。
そんな憩いの場でありながら、昼はタイムランチを求めてサラリーマンやOLで賑わいます。実は皇帝はランチが充実していて、人気の豚のしょうが焼き弁当から昔懐かしのナポリタン、カレーライスやエビピラフまで、毎日食べたくなるようなメニューの宝庫です。14時までコーヒーまたは紅茶がついて全品890円。お腹いっぱい食事をして、コーヒーを飲んでほっと一息つけるのですから、人気店であるのも納得です。
モーニングでもランチでも、またショッピング中のひと休みにでも、いろいろな使い方ができる老舗の懐の深さこそが、「コーヒーサロン皇帝」の魅力です。
城の眼(美術館通り)
高松市美術館の斜向かい。現代建築を思わせる外観がひときわ目を引くのが、「城の眼」です。それもそのはず、お店を設計したのは、香川県職員として、世界的な建築家・丹下健三氏とともに香川県庁舎建築に携わった地元出身の建築家・山本忠司氏。外観に見惚れたまま中に入ってみれば、店内もアート性にあふれた空間になっています。石彫のレリーフが特徴的な内壁、無垢材の家具で知られる桜製作所による木のテーブル。入口そばで対になっている重厚な石の柱は、オブジェかと思いきや、なんと庵治石のスピーカーボックスです。クリアな音響に耳を傾ければ、心が洗われるようです。
1962年創業の「城の眼」は、当時の芸術家たちで賑わったことで知られており、ここ香川にアトリエを構え活動していた彫刻家、イサム・ノグチ氏も足繁く通ったそう。感性を刺激する空間で味わい深いコーヒーをいただけば、当時の賑わいが頭に浮かんでくるようです。お店から高松市立中央公園を越えて歩けば、丹下健三氏の傑作・香川県庁舎東館もあります。この「城の眼」を拠点に、高松市街地のアート巡りを楽しんでみるのもいいですね。
高松市美術館の斜向かい。現代建築を思わせる外観がひときわ目を引くのが、「城の眼」です。それもそのはず、お店を設計したのは、香川県職員として、世界的な建築家・丹下健三氏とともに香川県庁舎建築に携わった地元出身の建築家・山本忠司氏。外観に見惚れたまま中に入ってみれば、店内もアート性にあふれた空間になっています。石彫のレリーフが特徴的な内壁、無垢材の家具で知られる桜製作所による木のテーブル。入口そばで対になっている重厚な石の柱は、オブジェかと思いきや、なんと庵治石のスピーカーボックスです。クリアな音響に耳を傾ければ、心が洗われるようです。
1962年創業の「城の眼」は、当時の芸術家たちで賑わったことで知られており、ここ香川にアトリエを構え活動していた彫刻家、イサム・ノグチ氏も足繁く通ったそう。感性を刺激する空間で味わい深いコーヒーをいただけば、当時の賑わいが頭に浮かんでくるようです。お店から高松市立中央公園を越えて歩けば、丹下健三氏の傑作・香川県庁舎東館もあります。この「城の眼」を拠点に、高松市街地のアート巡りを楽しんでみるのもいいですね。
南珈琲店(高松南新町商店街)
高松南新町商店街で、貴重な、早朝7時からオープンしているお店、「南珈琲店」。お店は通りの2階にあり、階段を上がる前から昭和レトロな雰囲気に包まれます。店内はカウンターとテーブル席が配置され、一人でもグループで行ってもOK。今日は、木の柔らかな質感あふれるカウンター席に座ってみました。昔ながらのドリップ式で時間をかけてコーヒーが淹れられていく様子を目にすれば、心がほっと癒されます。
純喫茶らしい濃いコーヒーは300円からと、とても良心的な価格。モーニングではトーストが無料サービスとなっており、ジャムかバターの2種類から選べます。トーストは半切れですが厚めの生地なので、食べごたえたっぷり。食事はトースト系のみで、季節限定の自家製コーヒーゼリーも評判です。
「南珈琲店」は、早朝、高松観光のスタート地点にするなら好都合の場所。1杯コーヒーを味わって朝うどんに出かけるもよし、遠出するのもよし。北に向かって高松港方面に歩いていけば、フェリーに乗って島旅に出かけることもできます。1日の始まりに、いかがでしょうか?
高松南新町商店街で、貴重な、早朝7時からオープンしているお店、「南珈琲店」。お店は通りの2階にあり、階段を上がる前から昭和レトロな雰囲気に包まれます。店内はカウンターとテーブル席が配置され、一人でもグループで行ってもOK。今日は、木の柔らかな質感あふれるカウンター席に座ってみました。昔ながらのドリップ式で時間をかけてコーヒーが淹れられていく様子を目にすれば、心がほっと癒されます。
純喫茶らしい濃いコーヒーは300円からと、とても良心的な価格。モーニングではトーストが無料サービスとなっており、ジャムかバターの2種類から選べます。トーストは半切れですが厚めの生地なので、食べごたえたっぷり。食事はトースト系のみで、季節限定の自家製コーヒーゼリーも評判です。
「南珈琲店」は、早朝、高松観光のスタート地点にするなら好都合の場所。1杯コーヒーを味わって朝うどんに出かけるもよし、遠出するのもよし。北に向かって高松港方面に歩いていけば、フェリーに乗って島旅に出かけることもできます。1日の始まりに、いかがでしょうか?
半空(トキワ新町商店街周辺)
「半空(なかぞら)」は、13時から深夜3時まで営業しているコーヒー&バー。所狭しと並ぶ本の数々と暗めのライティングは、まるで文豪の書斎のような不思議な雰囲気です。お店に一歩足を踏み入れると、香り高いコーヒーの香りと、本特有の紙のにおいに気分が落ち着きます。
店主も自ら「半空文学賞」という文学賞を主催するほどの読書好きで、店主との語らいを求めてお店に通うファンも多いのだとか。国内作家の著作を中心に海外のディープな作品もあり、置いてある本は自由に読むことができます。お店が隠れ家的な場所にあることもあり、店主が淹れるこだわりのコーヒーを飲みながら、一人でじっくり本を読み耽るのにぴったりですね。
深夜まで開いていることもあり、夜カフェとしての利用もオススメ。著名な作家の名前を冠したカクテルが面白く、「村上春樹の愛したシベリア・エキスプレス」「伊丹十三の愛したギムレット」など、ひと目で興味をそそられるものばかりです。試しに「村上春樹〜」をオーダーしてみたら、村上春樹特集が掲載された雑誌を、そっとカウンターに差し出してくれました。なんと粋な演出。思わず頬がほころびました。
「半空(なかぞら)」は、13時から深夜3時まで営業しているコーヒー&バー。所狭しと並ぶ本の数々と暗めのライティングは、まるで文豪の書斎のような不思議な雰囲気です。お店に一歩足を踏み入れると、香り高いコーヒーの香りと、本特有の紙のにおいに気分が落ち着きます。
店主も自ら「半空文学賞」という文学賞を主催するほどの読書好きで、店主との語らいを求めてお店に通うファンも多いのだとか。国内作家の著作を中心に海外のディープな作品もあり、置いてある本は自由に読むことができます。お店が隠れ家的な場所にあることもあり、店主が淹れるこだわりのコーヒーを飲みながら、一人でじっくり本を読み耽るのにぴったりですね。
深夜まで開いていることもあり、夜カフェとしての利用もオススメ。著名な作家の名前を冠したカクテルが面白く、「村上春樹の愛したシベリア・エキスプレス」「伊丹十三の愛したギムレット」など、ひと目で興味をそそられるものばかりです。試しに「村上春樹〜」をオーダーしてみたら、村上春樹特集が掲載された雑誌を、そっとカウンターに差し出してくれました。なんと粋な演出。思わず頬がほころびました。
ひと口にレトロ喫茶といっても、三者三様。高松中央商店街周辺エリアには、個性的で魅力的なお店が集まっています。
ノスタルジックなレトロ喫茶の世界を、ぜひご堪能ください。
※新型コロナウイルス感染症の影響で、営業時間が変更されている場合がありますので、詳しくは店舗へお問い合わせください。
ショップデータ)
コーヒーサロン皇帝
住所 香川県高松市兵庫町11-5 中島ビル2F
営業時間 8:00〜20:30(モーニング8:00〜14:00、タイムランチ11:00〜14:00、お食事11:00〜20:00)
定休日 不定休(年末・年始など)
電話番号 087-822-1071
城の眼
住所 香川県高松市紺屋町2-4
営業時間 9:00〜18:00
定休日 日曜日
電話番号 087-851-8447
南珈琲店
住所 香川県高松市南新町3-4
営業時間 7:00〜20:00
定休日 不定休
電話番号 087-834-2065
半空(なかぞら)
住所 香川県高松市瓦町1-10-18 北原ビル2F
営業時間 13:00〜翌3:00
定休日 日曜日
電話番号 087-861-3070
ノスタルジックなレトロ喫茶の世界を、ぜひご堪能ください。
※新型コロナウイルス感染症の影響で、営業時間が変更されている場合がありますので、詳しくは店舗へお問い合わせください。
ショップデータ)
コーヒーサロン皇帝
住所 香川県高松市兵庫町11-5 中島ビル2F
営業時間 8:00〜20:30(モーニング8:00〜14:00、タイムランチ11:00〜14:00、お食事11:00〜20:00)
定休日 不定休(年末・年始など)
電話番号 087-822-1071
城の眼
住所 香川県高松市紺屋町2-4
営業時間 9:00〜18:00
定休日 日曜日
電話番号 087-851-8447
南珈琲店
住所 香川県高松市南新町3-4
営業時間 7:00〜20:00
定休日 不定休
電話番号 087-834-2065
半空(なかぞら)
住所 香川県高松市瓦町1-10-18 北原ビル2F
営業時間 13:00〜翌3:00
定休日 日曜日
電話番号 087-861-3070