香川旅帖 特別編 高松市

高松市内からだと車を1時間も走らせれば、いろんなアウトドアスポットへ遊びに行くことができます

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歌手・一青窈(ひととよう)さんのデビュー曲であり代表曲の『もらい泣き』の作曲チーム参加をはじめ、アーティスト楽曲からドラマ・CM音楽にいたるまで、多方面で活躍する作曲家・編曲家の溝渕 大智(みぞぶち だいち)さん。現在は高松市にお住まいの溝渕さんは、ここ1〜2年の社会の変化で、家族との休日の過ごし方がすっかり変わったそうで…。

街中から絶景を望めるホテル・花樹海

―溝渕さんは高松市生まれ・高松市育ちで、上京後に作曲家として活躍されて、現在は高松市に在住ですよね。普段はどんなところに行かれるんでしょうか?
 
自宅で仕事をしているので、出歩くのは基本的に西宝町付近ですね。うどんなら、自転車で行ける距離にある「さか枝うどん」の本店ですとか。地元の人でも、うどんを遠出して食べに行く人と、近場の好きなお店に通い詰める人がいます。僕は断然、近場派ですね(笑)。
とはいえ、十川東町にある「久保」といううどん屋さんは、実家の近くにあるので、いまだに通っていますね。県外の人はあまり行かないかもしれませんが、知る人ぞ知る老舗なんですよ。
 
―西宝町といえば、高松の中心部にほど近いエリアながら小高い山があってリフレッシュするのにもいい場所ですね。
 
はい。山に切り立つように建っている「夕凪の湯 HOTEL花樹海(はなじゅかい)」というホテルが有名なんですが、仕事が煮詰まったらホテルの方まで行って、景色を眺めて気分転換させてもらっています。瀬戸内海が一望できて、街を見下ろす夜景もキレイなんです。言葉にできないほどの絶景ですよ。
体を動かしたいときは、山を登っていくことも。トレイルランのようなことができるコースがあって、山の頂上まで一気に駆け上がれるんですよ。ランニングをしている人もよくみかけますね。
 
―花樹海さんはちょっと高級ですが、山はあるし、少し出れば瀬戸内海にも行けますし、ラグジュアリーな体験もできますし、高松を旅行される方の絶好の拠点になりますよね。
 
そうですね。「旅館100選」にもよく選ばれていますし。僕のようにもの作りをしている人たちにとっても、創作の刺激になる場所だと思いますよ。

車で1時間もあればアクセスできる、アウトドアスポットがいっぱい

―溝渕さんは4人のお子さんを持つ大家族ということですが、お子さんをどういうところに連れて行くことが多いですか?
高松空港の近くにある「さぬき空港公園」は、子どもたちが大好きですね。のびのびと遊びながら、飛行機をあれほど間近で見られる場所はほかにはないですし。
 
―「さぬき空港公園」はグラススキーなどが有名ですよね。とはいえ、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、外出自粛要請などがありました。ここ1〜2年の間、休日にお子さんの遊べる場所を探すのは苦労したのでは?
 
ライフスタイルがガラッと変わりましたね。県外はおろか、県内でもなかなか人が多く集まる場所には行けなかったですし。うちはもともとインドア派だったんですが、休日はアウトドアに出かけることが多くなりました。
香川のいいところは、車を1時間も走らせれば、いろんなアウトドアスポットに行けることだと思います。探せばいくらでも、遊びに行ける場所がありますね。
 

溝渕さんお気に入り! プライベート感たっぷりのキャンプ場3選

【Free Cloud(三豊市仁尾町)】
『古民家を利用した海辺のツアーベースを拠点に、キャンプを楽しむことができます。ベース周辺はヤシやバッファローの木などが植えられていて、南国テイストあふれる雰囲気。海辺から見える燧灘(ひうちなだ)に沈む夕日は、言葉にならないほどの絶景です。経験豊富なガイドと瀬戸内の島々をめぐるシーカヤックツアーも、ぜひとも体験したいアクティビティです。』
 
最近では一番お気に入りの場所。シーカヤックのツアーを企画しているお店が運営しているんですが、1日1組限定で、プライベートビーチのように楽しむことができます。シャワーがあったりグリル台をレンタルできたりして、とっても快適に過ごせますよ。

 
大池オートキャンプ場(東かがわ市引田)】

『東かがわ市引田にある、広々とした自然いっぱいのキャンプ場です。通常のオートキャンプサイトのほか、ログキャビンや、デイキャンプにぴったりのバーベキューハウスも。食材セットが販売されているので、バーベキューは手ぶらでも大丈夫。瀬戸内海を一望する絶好のロケーションで、大池の湖畔にあるので、カヌーやボートをレンタルできるのもポイント。キャンプ場周辺、車で10分前後の距離には、食べ物の買い出しに便利なスーパーのほか、銭湯やうどん屋もあるので思い思いの楽しみ方ができます。』
 
美しい湖畔にあるキャンプ場です。県外から車で来られている人もいて、本格派ユーザーが多い印象ですね。
TaTuTaの森(綾歌郡綾川町)】
『柏原渓谷内にあるキャンプ場。ここ「TaTuTaの森」の一番の魅力は、なんといっても川のせせらぎを聞きながら、癒しの時間を存分に味わえること。コテージなら、夏はテラスでバーベキュー、冬は暖炉を囲んでパーティーと、四季折々の楽しみ方ができます。冬を快適に過ごせるキャンプ場としては、このうえない選択肢。薪ストーブで火を焚ける機会なんてそうそうないですから、忘れられない思い出になることでしょう。』
 
 

手土産には「かねすえ」のわらび餅を

―溝渕さんは、CM音楽の製作を通して、香川の地元企業ともお付き合いがありますよね。
 
基本的に代理店を通すので、企業さんとダイレクトで仕事をすることは少ないんですが、ずっとお付き合いがあるのは、わらび餅の「かねすえ」さんですね。
 
―「かねすえ」さんといえば、東京でも羽田空港やJR池袋駅などにも出店されていますよね。香川県外でも有名な企業の1つだと思います。
 
CM音楽を作ったのはかなり前なのですが、ずっと使い続けていただいています。包末招(かねすえ もとむ)会長ともお付き合いがありますし。不思議なものですよね。音楽を通して長く交流が続いているんですから。
人に手土産を渡すときは、「かねすえ」さんのわらび餅が多いんです。洋菓子も含めて、今ではいろんなお菓子を作っていますが、僕はいつもベーシックなわらび餅。自信を持って届けられるものですし、香川土産にオススメしたい一品です。
【取材後記】
音楽というクリエイティブな仕事をされているからか、西宝町という街中で暮らしていながら、山と触れ合ったり、遠出してアウトドアをしたり、自然を通して感性を磨かれているように感じました。
キャンプ地選びには、家族思いなパパだからこその目線が生かされています。香川でキャンプをするなら、抜群のロケーションとプライベート感あふれる溝渕さんチョイスのスポットを、ぜひ候補に入れてみてくださいね。
【プロフィール】
溝渕 大智(みぞぶち だいち)
高松市出身。作・編曲家、ギタリスト。一青窈の楽曲や音楽活動へ参加し、デビューシングル「もらい泣き」では数々の賞を受ける。またTV-CM、映画、ドラマ、イベント音楽など多岐に渡り数多くを手掛ける。メロディーの良さと斬新なアイデア、アレンジ技術には定評がある。幅広い音楽ジャンルに精通。主としてギタリストであるがウクレレやバンジョーなどの各種民族楽器や鍵盤楽器、おもちゃ楽器も操るマルチプレーヤーでもある。

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