必見必食! ときめきグルメ 三豊市

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最近では、日本のウユニ塩湖と呼ばれる絶景スポットとして一躍有名になった「父母ヶ浜(ちちぶがはま)」や、美しい海岸線が続く荘内半島(しょうないはんとう)にある、桜の名所として知られる「紫雲出山(しうでやま)」など、人気観光スポットの多い三豊市に、美味しいものを求めて訪れてみました。
まずは、国道11号線を三豊市に入ってすぐの「名物 鳥坂(とっさか)まんじゅう」へ。こちらのお店は、江戸時代から150年以上続く県内では有名なおまんじゅう屋さんです。午前中であれば店内で蒸し上げ作業を見られると聞き、開店直後に伺いました。
店内に入ると、おまんじゅうのいい香りが漂ってきます。
カウンター奥に目をやると、厨房で蒸し器の湯気がもくもくと上がっているのが見え、食べたい気持ちがはやります。
カウンター左側には、その場ですぐ食べたい人のためにイートインスペースもありました。ドリンクの販売もあるのが嬉しいですね。
店内で蒸したおまんじゅうは、粗熱を取るためうちわで仰いでちょうどいい温かさに調整しています。
早速注文してみます。
メニューは10個入り、15個入り、30個入りの3種類から選べます。
今回は10個入りを購入。

 
薄い木の皮で包まれたパッケージがレトロで素敵。お土産にも喜ばれそうです。
できたてが一番美味しいので、早速いただきます。
中のこしあんは、なんとも言えない絶妙な甘じょっぱさ。秘伝のまんじゅう専用の自家製甘酒を使った皮のもちもち感と相性抜群で、何個でも食べれる美味しさです。
ドライブのお供におまんじゅうをいただきながら、次の目的地を目指します。
続いて訪れたのは、「名物 鳥坂まんじゅう」から父母ヶ浜方面へ車で20分ほどのところにある「Café にがり衞門」。

正門をくぐった先に、「Café にがり衞門」を運営する仁尾興産の創業者「塩田忠左衛門」の像がありました。塩田忠左衛門は父とともに大正8年に仁尾塩田株式会社を創立し、塩の製造販売に尽力した人です。
 
銅像脇の階段を下った所に店内入り口があります。
店内はノスタルジックな雰囲気のオシャレな空間で、元は事務所だった場所をリノベーションしているのだそう。
今日はランチ付きの豆腐作り体験を予約しているので、早速体験したいと思います!
Caféスペース奥の扉の向こうで、体験開始です。
豆腐作りを教えてくれる、豆腐マイスターの福岡さん。
オリジナルのエプロンが素敵ですね。
仁尾興産では、社内に豆腐の食文化について資格を持った「豆腐マイスター」が7名もいるそうで、豆腐作り体験の講師を担当してくれています。
フリップを使って、工程や豆腐作りについて分かりやすく説明を聞いた後、いよいよ豆腐作り開始。
一度強火で沸騰させてから豆乳を弱火で10分間煮ていきます。焦げ付かないようにしっかり混ぜるのがポイント。
煮ている間も、豆腐が固まる仕組みや凝固剤の違いについてなど、とっても勉強になる話をたくさん教えてくれます。
温度を測って80℃になったら「にがり」を投入後2〜3秒で固まりはじめます。
豆乳が固まるまで待つ間、仁尾興産の歴史について解説してくれる福岡さん。
かつて仁尾は塩田業が盛んで、仁尾興産も広大な塩田を所有し塩業を生業としていたそう。しかし、昭和47年の塩業に関する法改正により全国的に塩業が縮小するとともに、仁尾興産も塩業で培ったノウハウを元に「にがりメーカー」へ転向。そして、現在ではにがりの生産量日本一の企業へと成長したそうです。

 
話が面白く、あっという間に10分経過。
固まってきた豆乳を型に入れていきます。入れ終わったら上から重しをしてしばらく脱水。

 
水分が抜けたら、水を張ったボウルに取り出して完成です!結構ずっしり。
出来上がった豆腐を早速試食していきます。にがり衞門で販売している、いろいろな種類のお塩を試せるのも嬉しいですね。今回は、桜の燻製塩・ほうじ茶塩・お肉の塩をチョイス。それぞれのお塩の風味と塩味で豆腐の甘みが引き立ってとっても美味しいです。
出来立てのお豆腐を味わえる貴重な体験でした。
余った豆腐はタッパーで持ち帰れるので、お家でいろいろな料理にして楽しめそうですね。
そろそろお昼ということで、カフェスペースに戻り、ランチをいただきます。
選んだのは、「豆腐カツの卵とじランチ」。豆腐カツはヘルシーなのに、肉厚でボリューム満点!カツを揚げるのに、にがりを使用してサックリとさせるのが美味しさの秘訣とのこと。さらにご飯にもにがりが使われているそうで、炊く時ににがりを入れることでふっくら仕上がるのだそう。プチデザートにも豆腐を使ったみたらし団子。
にがり専門店ならではの、こだわりメニューに大満足でした。
カフェにはショップコーナーも併設しているので、豆腐作り体験で使った「にがり」やオリジナルのお塩をお土産として購入できます。
最後に訪問したのは、「十割蕎麦まちだ(とわりそば まちだ)」。
店舗名にもあるように、まちだの蕎麦はすべて「十割蕎麦」。ツナギを使用せず、蕎麦粉だけで作っているので、蕎麦の風味をしっかり味わえるのが特徴です。
店内は和モダンの雰囲気でとってもオシャレ。個室のお部屋が多いので、他のお客さんを気にしなくていいのも嬉しいです。
単品メニューの他、ご飯もついてくるセットメニューなど豊富な品揃え。
お店一押しの「発芽天ざるそば」をいただきます。1日限定10食程度なので、注文できたらラッキーな一品です。
あまり耳にしたことのない「発芽蕎麦(はつがそば)」ですが、蕎麦の実を一晩かけて発芽させて蕎麦を作ります。普通の蕎麦は玄蕎麦(げんそば)を石臼で轢きますが、発芽蕎麦は一晩かけて発芽させた玄蕎麦のみを使います。発芽させることで甘味や独特の餅のような食感が生まれたり、ビタミンB1やルチン等の蕎麦自体の栄養素が通常の1.5倍以上に増えるといわれているそうです。締めに、蕎麦湯をいただいて大満足です。
 
三豊の歴史も感じられ、美味しいだけじゃなくとっても勉強にもなった今回のグルメ旅。三豊についてまたひとつ詳しくなれたような気がするそんな旅でした。

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名物 鳥坂まんじゅう
営業時間:9:30-18:30(なくなり次第終了)
定休日:火曜日
住所:香川県三豊市三野町大見乙39-2
電話番号:0875 -73-5607
※午前中の来店がオススメです。
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Café にがり衞門
営業時間:11:00-15:00(ランチタイム11:00〜14:00)
定休日:年末年始、臨時休店あり
住所:香川県三豊市仁尾町仁尾辛1番地
電話番号:0875-23-6655
■豆腐作り体験予約
体験料金
・ランチ付き
大人 (中学生以上) 2,200円 こども(小学生以下) 1,650円
・ランチなし(体験のみ)
大人(中学生以上)1,650円 こども(小学生以下) 1,100円
※希望日時の1週間前までの予約が必要となります。
 
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十割蕎麦まちだ
営業時間:11:00-15:00、17:30〜21:00(LO.20:00)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
住所:香川県三豊市山本町大野2855-4
電話番号:0875-63-2230
 

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