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現場の声~気をつけていること、喜ばれたこと、困ったこと~

多言語表示でわかりやすくサインや表示が行き届いていると言われました。
飲食に関する宗教上の問題やベジタリアン等についても細かい対応をしています。
すし・しゃぶしゃぶ・季節の食材・地産フルーツ等和洋食を織りまぜたバイキング料理が喜ばれています。
その国の風俗習慣、好みに合わせたメニュー(温かい料理や鍋物など)を出すようにしています。
ごはんのお代わりを自由にしています。
浴場ではタオルがたくさん使えるようにしています。
大浴場入口に掲げるのれんには男女の区別を多言語で表示しています。
浴衣は6色から選べるようにしています。お気に入りの1着を着ての記念撮影もお手伝いをしています。
部屋で海外衛星テレビ放送(中国、韓国、台湾、香港)が見られるので喜ばれています。
市販の風邪薬、胃腸薬、かゆみ止め、消毒薬、湿布、傷絆創膏などいつも手元に用意してあります。
外国人のお客様に人気のある飲食店の一覧表をお渡ししています。
ホテル近郊のジョギングルートを従業員みんなで考えてマップを作成し、お渡ししています。
タクシーに乗車される際は運転手に行き先を書いたメモと、帰り用のホテルカードを渡しています。

困ったこと~大浴場について〜

浴槽にタオルを巻いたまま、下着をつけたまま、スリッパや草履のまま入った。
服を脱ぐのが嫌だからと足湯スタイルで浴槽に入った。
狭い貴重品ロッカーに無理矢理服を入れた。
シャワーを適温に調整するのが難しいと言われた。
入浴後濡れたまま脱衣室に戻り、床がびしょびしょになってしまった。
脱衣籠を間違えて他人の下着を付けてしまった。

海外には温泉や公衆浴場の習慣のない地域も多く、戸惑われる方が多いようです。大浴場の利用方法についての説明を事前にツアーガイドにお願いしたり、大浴場に多言語で書いた注意書きを貼ったり、部屋に「お風呂の入り方」を置いておくなど対応しましょう。予め混乱が予想される場合はお風呂係を配置しておくというのも一つの方法です。

困ったこと~トイレについて〜

紙を流す習慣がないため、使用後のトイレットペーパーが床に山積みになっていた。
ペーパー以外のものを流されて困った。
和式トイレの利用方法が分からず、ビタビタに汚れてしまった。
「トイレのスペースが狭い」、「臭いが気になる」と言われた。
トイレの習慣は各国様々です。トイレに使用説明書、注意書きを貼る、消臭剤を常備しておく、ツアー等で人数の多いときは随時清掃するなど、設備に応じて臨機応変な対応が求められます。

クレームと対応例<宿泊施設編>

ゴミをそのまま床に捨てられたり、館内で痰(たん)を吐かれたり予期せぬ行動に困った。
 その都度笑顔で注意している。

浴衣や草履を持っていってしまった。
 ツアーガイドを通じ「間違えて持って行ってしまった方がいましたらお返し下さい」と言ってもらうようにしている。意外に返却される。

夜中に大声で雑談していて苦情がよくある。
 アジアの人たちは普段から比較的大声で話す。騒いでいるつもりはなくても欧米の人たちにとっては騒がしいと思われるので特に夜間は注意するようにしている。

コンセントへの差し口が日本のものと形状が違うので使えないと言われた。
 プラグ変換アダプターを用意して貸し出している。

ベッドや枕が柔らかすぎて眠れない、また腰を痛めたと言われた。
 予備として、硬めのベッドと枕を用意している。