必見必食! ときめきグルメ 観音寺市

観音寺港周辺グルメめぐり

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讃岐うどんのだしとなるカタクチイワシの漁をはじめ、農業・漁業が盛んな香川県観音寺市。観音寺港近辺には、瀬戸内国立公園に含まれる名勝・琴弾公園があり、観光の中心地となっています。「日本の歴史公園100選」にも選ばれ、自然や歴史を1日中満喫できるスポットです。そんな観音寺港近辺に、人気のご当地グルメがあると聞いてめぐってみました。
最初の目的地は「アオハタ鮮魚店」。
アオハタ鮮魚店へは、高松市街地から高松自動車道を使うと1時間強。
大野原インターチェンジからは15分ほど北へ、さぬき豊中インターチェンジからは20分ほど西へ走った観音寺港伊吹航路乗り場のすぐ側にあります。
琴弾公園からは車で5分ほどです。
「アオハタ」と大きく青地に白文字で書かれた暖簾が目印。「アオハタ」とは青い旗のこと。カーレースなどで先行車両が追い越されるときに振られるのにちなみ、「挑戦」の想いが込められています。
駐車場は店舗の横にあります。
漁港ならではの磯の香りにワクワクしながら戸を開けると「いらっしゃいませ~」と活気のある声で出迎えてくれます。
こちらの看板グルメは、なんといっても新鮮な魚介類。観音寺漁港で毎朝5:30~6:30頃まで行われるという競りで競り落としたばかりのものです。
刺身はもちろん、煮物や南蛮、揚げ物などの惣菜となって店頭に並びます。
入るとすぐ左手には生け簀があり、こぶだいやこち、かれいなど瀬戸内海で獲れた魚が泳いでいます。ネットの中にはさぬき蛸も。冬には殻付きのかきも大量に入荷します。入ってすぐ目の前の棚には、いりこ(カタクチイワシの煮干し)の計り売りスペースもあり地元ならでは。
野菜や果物、加工品の販売コーナーも完備しており、普段の買い物がまかなえるほどの品揃え。いりこの産地としても知られる伊吹島出身という店主の三好さんに話をお聞きしました。アオハタ鮮魚店の営業時間は、伊吹島からのフェリーの始発便と最終便に合わせて7:00~18:00。伊吹島の方がお腹を満たしたり、買い物したりして帰れるようにと考えられたそうです。
色々なものに惹かれてしまいますが、お腹も空いてきたのでお昼にこのお店で人気の海鮮丼を頂くことにしました。ここの特徴は、自分で丼にのせる食材を選べること。自分だけのオリジナル丼をつくることができます。海鮮丼の作り方はスタッフの方が丁寧に教えてくれるので初めての人でも安心です。

まずはお盆をとり、冷蔵コーナーからパックに入った好みのお刺身をとります。今回はサケとタイをとりました。シラスもおいしそうだったので追加。一緒に置いてあるお惣菜もおいしそうだったので、玉子焼きとデザートのプリンをお盆にのせていきます。最後に、スタッフから丼ご飯と味噌汁、生卵を受け取りお会計。
飲食スペースは2F。オリジナルブレンドという海鮮丼のたれも用意されています。
甘辛いたれが魚介とご飯と相性抜群。
席に着いたら、ご飯にサケとタイとシラスをのせて生卵を割り、オリジナル丼のできあがりです。先ほどのオリジナルブレンドをかけていただきます。程よい弾力のあるタイは鮮度の良さが感じられます。
ご飯はお隣、三豊市財田町の契約農家さんのお米を使用しているそうです。
味噌汁は思わずうなってしまうほど魚介の旨味がしっかりと凝縮され絶品でした。
実は、オープン直後の7:00から9:00の間は白飯と味噌汁が無料。
並んでいる刺身や惣菜と一緒に食べると、お腹がいっぱいになります。
アオハタ鮮魚店では目の前で魚をさばいているところを見ることができたり、店の周辺では漁港で働く人の姿を見かけることもあります。

観音寺の朝を盛り上げたい、と語る店主の三好さん。食事に、お土産に、日常の買い物にと、活用の仕方は人それぞれ、地元グルメが堪能できる、店主の地元への愛が感じられるお店でした。

続いて訪れたのは、琴弾公園内の展望台から海に浮かぶ伊吹島を背景に眺める「銭形砂絵」。
東西122m、南北90m、周囲345mもある巨大な砂絵で、この砂絵を見れば「健康長寿、お金に不自由しない」と言われています。
銭形砂絵を眺めた後は園内の順路標識にしたがって「道の駅ことひき」へ。ここでは地元の特産品やお土産がそろい、農産物の産直市も開催されています。

イチ押しグルメは銭形砂絵の形をしたもなかに金粉をまぶしたアイスクリーム。とってもリッチな気分を味わうことができます。

また道の駅ことひきには銭形にちなんだ「世界のコイン館」や、地元出身で第68・69代内閣総理大臣としても活躍した大平正芳氏の足跡を辿った「大平正芳記念館」があります。銭形砂絵を訪れた際は立ち寄りたい場所です。
最後に訪れたのは原田商店。
お惣菜のおいしそうな香りが店内に広がっていました。
琴弾公園のすぐ近くにある、創業110年を超える青果店です。地元産の野菜や果物はもちろん、豊洲市場から仕入れるというこだわりのチーズや、世界的なコンテストで高評価を得ている最高級オリーブオイルなど、普段あまりお目にかかれない珍しい食材が並んでいるのが特徴。
時季によっては店舗横の畑で栽培された野菜や、手づくりのジャムなども並びます。

また、店内では「にくてん焼き」という軽食も味わえます。
小ぶりなお好み焼きのような食べもので、観音寺の海沿いでおやつなどとして食べられていた、いわばソウルフード。一時は食べられるお店がなくなってしまっていましたが、数年前に原田商店で復活させました。
店主の原田恵美子さんとのおしゃべりも楽しみの一つ。
「これ、おいしいんよ~」との声につられ、あれもこれもと目移りしてしまいます。
火曜日~木曜日には、恵美子さんお手製のお惣菜を購入することもできます。

メニューは日替わりで、この日はタコライスやわけぎ和え、ポテトサラダ、出来立ての鶏肉のトマト煮込みでした。店内にトマト煮込みおいしそうな香りが広がっていました。

お惣菜は予約のみで売り切れるものもあるほどの人気ぶり。
今回は鶏肉のトマト煮込みとタコライスを持ち帰って食べることに。

お惣菜の味付けはごくシンプルにしているという恵美子さん。
「素材がいいから、最低限の味付けでも十分」と語ります。

お肉は地元の精肉店から朝挽きのものを、お魚は地元・観音寺の漁師さんから。揚げ物に使う油はなんとオリーブオイル!オリーブオイルは酸化しにくいため、時間が経ってもおいしく食べられるんだそう。
鶏肉のトマト煮込みとタコライスのひき肉は、子どもでも食べられる甘めの優しい味わい。
タコライスは、きゅうり、トマト、レタスもカットされていて、家でご飯の上に盛り付けるだけで出来上がります。
温泉卵までセットで販売されているのが個人商店ならではの気遣いですよね。
また、隣接するスタンドでは、厳選されたフルーツを使ったデザート、かき氷、ソフトクリーム、コーヒー等、より気軽に、新鮮なフルーツを使ったグルメを味わえます。
 
金運を祈りながら、地元を思う店主のこだわりが感じられるお店で心もお腹も満腹となる観音寺港周辺グルメめぐりでした。

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アオハタ鮮魚店
営業時間 7:00~18:00(月曜日~金曜日、日曜日)/8:00~18:00(土曜日)
定休日 水曜日
住所 香川県観音寺市港町1-5-5
電話番号 0875-23-6220
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道の駅ことひき/世界のコイン館/大平正芳記念館
営業時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日 年末年始(12月29日~1月1日)
住所 観音寺市有明町3-37
電話番号 0875-23-0055
入館料 世界のコイン館・大平正芳記念館共通
一般 300円/小・中学生 150円
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原田商店
営業時間 7:00~19:00(夏季は19:30まで)
定休日 日曜日
住所 香川県観音寺市有明町4-40
電話番号 0875-25-3215
https://www.harada-shoten-kanonji.com/
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※最新の営業状況については、各店舗にお問い合わせください。

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