空海ゆかりの寺として知られる寺です。母・玉依の実家で、（空海を生んだ）産屋があった場所に空海が自身の像を刻み、大師堂を建てたのが奥之院のはじまりと伝わります。4月初旬は境内の桜が咲き誇り、山全体が淡いピンク色に染まります。のんびり瀬戸内海を眺めながらの四国108ヵ所参りをすれば、ご利益がありそうです。

父母ヶ浜のほど近くにある隠れ家的カフェの「にがり衛門」でランチにしましょう。
豆腐を中心としたからだにやさしいランチはいかがでしょうか。ここのカフェを運営する仁尾興産は豆腐にかかせない「にがり」の生産量が日本一。
お肉を使わない「豆腐のキーマカレー」や野菜たっぷりの「豆腐ハンバーグランチ」などを提供。
また、紫雲出山をイメージした春限定「桜のドレスプレート」も今注目のデザート。
オリジナル商品の父母ヶ浜バウムクーヘンなどお土産も販売中。
一息つくにはもってこいのお店。

観音寺市を一望する稲積（いなづみ）山の山頂にある神社で、別名「桜の宮」とも呼ばれています。観音寺市内では唯一、春に例大祭が行われます。満開の桜並木の下の急坂の参道を登り進むちょうさ（太鼓台）は圧巻。昼過ぎから3時頃にかけて行われるので、お見逃しなく！　秋の豊作を祈願する「予祝祭」として、毎年4月・第2日曜日に開催されています。運気を上げると言われる花見に、豊作祈願の良い気がプラス。この時期、この日だけの特別なパワーにあやかりましょう。

こうじの専門店が多い観音寺市室本地区で、伝統製法によるこうじ、甘酒、味噌を販売しています。中でも一年を通してコンスタントに売れる甘酒は、ノンアルコールながら祭りの前の挨拶回りにも持参されるなど、香川県西部地方の行事には欠かせないものです。微生物の発酵パワーで健康・美肌が叶うかも？！　秋は本格的な祭りシーズンにつき品切れの場合があるので、在庫の事前確認がおすすめです。

荘内半島には浦島伝説の地がいたるところにあります。その一つである「紫雲出山（しうでやま）」は浦島太郎が玉手箱を開け、出た白煙が紫色の雲になって山にたなびいたとして知られています。春には約1000本の桜、初夏にはアジサイ、四季折々の花が美しく山を彩ります。山頂展望台からは、瀬戸内海の多島美が見渡せます。映画「きな子」のロケ地にもなりました。

一部瀬戸内海国立公園にも含まれる名勝　琴弾公園。園内には銭形「寛永通宝（かんえいつうほう）」があり、瀬戸内海を背景に2ｋｍにわたる白砂青松の有明浜は琴弾山山頂からの眺望が見どころとなっています。園内には、琴弾八幡宮、四国霊場68・69番　観音寺神恵院もあり、名所旧跡が点在しており、日本庭園の父といわれた小沢圭二郎設計の琴柱池は改修されていますが、よく原形をとどめています。周辺に植栽されている桜は、「日本の桜100選」に選ばれ、瀬戸内海に沈む夕日が美しいスポットとして、「日本の夕日100選」にも選ばれています。桜、ツツジ、椿など四季折々に花も楽しむこともできます。
映画「青春デンデケデケデケ」「DOLLS」「曲がれスプーン」のロケ地にもなりました。