真言宗の開祖空海ゆかりの地をめぐる
1泊2日コース
車
約1,200年前、讃岐の国で誕生した空海。幼くして仏法に目覚めた空海は、厳しい修行の末、無名の留学僧として唐に渡り、わずか1年余りで密教を極めました。宗教・書道・土木建築・慈善事業などあらゆる分野で才能を発揮したマルチ人間「空海」の魅力にふれるコース。真言宗の名刹や自ら修復に携わった満濃池などを訪ねてみましょう。
善通寺ICより車で移動
1日目 10:00
1日目 10:00
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1
第75番札所 総本山 善通寺
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総本山善通寺は、弘法大師空海が御誕生された地であり、四国八十八ヶ所霊場の75番札所でもあります。また京都の東寺、和歌山の高野山とならぶ弘法大師三大霊跡のひとつとして、古くから篤い信仰をあつめています。
総面積約45,000平方メートルに及ぶ広大な境内は、「伽藍」と称される東院、「誕生院」と称される西院の東西二院に分かれています。金堂、五重塔などが建ち並ぶ「伽藍」は、創建時以来の寺域であり、御影堂を中心とする「誕生院」は、お大師さまが御誕生された佐伯家の邸宅跡にあたり、ともに弘法大師御誕生所としての由縁を今に伝えています。
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13:00
13:00
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3
第72番札所 曼荼羅寺(まんだらじ)
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四国霊場八十八ヶ所・第72番札所。創建は飛鳥時代の596年と伝えられ、最初は世坂寺と呼ばれていた。弘法大師が唐から帰ってのち、母・玉依御前の菩提寺としておよそ3年かけて寺を建立し、曼荼羅と改名したと伝えられています。石橋を渡ると正面が格天井も見事な本堂、その右手が藤原時代の聖観音立像が安置された観音堂。石橋の左手奥には桜の木に囲まれた大師堂があります。また、境内には、春の日に西行が腰かけているうちに眠ってしまったという「西行の昼寝石」や、桜の花が咲くころ笠を桜の木にかけたまま忘れてしまったという「西行法師笠掛けの桜」があります。
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13:40
13:40
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4
第73番札所 出釋迦寺(しゅっしゃかじ)
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四国霊場八十八ヶ所・第73番札所。真言宗御室派。本尊は弘法大師作の釈迦如来で、虚空蔵菩薩も安置されています。お大師さまが釈迦如来を自ら刻み寺を建立して「出釈迦寺」と名づけ、山の名を我拝師山と改めたと伝えられ、300年ほど前までは、山上が札所になっていたが、今は麓に下ろされてお参りしやすくなっています。境内には学問成就や物忘れの多い方にご利益があるという求聞持大師像があります。
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15:00
15:00
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15:20
15:20
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6
第71番札所 弥谷寺(いやだにじ)
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四国霊場八十八ヶ所・第71番札所。仁王門から本堂までの急勾配な石段は、なんと540段という難所。大師堂は、岩壁を背に、囲まれたように建てられています。中へ入ると獅子が口を開いたような形をした岩窟があり、大師像など、数々の仏像が安置されています。また、境内のあちこちでは「麿崖仏(まがいぶつ)」を拝むことができます。
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17:00
17:00
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7
道の駅「ふれあいパークみの」
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宿泊施設、天然温泉「大師の湯」、温水プール、レストラン、公園「コスモランド」が併設された施設。
天然温泉「大師の湯」に関してのお問い合わせは、0875-72-2601まで。
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2日目 10:00
2日目 10:00
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8
満濃池(まんのういけ)
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かんがい用のため池としては日本最大級のもので、創築は大宝年間(701~704)と伝えられています。その後、弘仁12年(821年)に弘法大師空海が改修にあたり、唐の最新土木技術を駆使し、日本最初のアーチ型ダム方式の堤防を短期間に完成させ、従来の数倍の強度を誇るため池を築き上げました。その後も改修や嵩上げ工事を重ね、今では1,540万トンの貯水量を誇り、「讃岐の水がめ」として空海の恵みの水をたたえながら海のように広がっています。
映画「空海」「サマータイムマシン・ブルース」「UDON」のロケ地にもなりました。
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11:30
11:30
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9
小縣家(おがたや)
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“しょうゆうどん”を立派なメニューに仕上げた元祖がここ。大きな大根を客が自分でおろし金でおろすというスタイルが、県外から来る人にも大人気です。
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13:30
13:30
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10
香川県立ミュージアム
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歴史博物館と美術館の機能を合わせ持つ統合的なミュージアム。香川県の歴史を大型の展示物や映像でわかりやすく紹介している歴史展示室や、弘法大師空海の生涯と事績をたどる資料や高松松平家の歴史資料、香川にゆかりのある作家の美術作品を展示している常設展示室、十二単や甲冑の着付け体験のできる体験学習室などがあります。映画「百年の時計」のロケ地にもなりました。
※十二単(じゅうにひとえ)や鎧兜(よろいかぶと)の着付け体験は再開しています。詳細はウェブサイトをご確認下さい。
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15:00
15:00
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11
第84番札所 屋島寺
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四国霊場八十八ヶ所・第84番札所。もとは天平勝宝6年に鑑真和上が唐から東大寺に向かう途中屋島を訪れ、屋島北嶺にお堂を建てたのがはじまりで、四国霊場唯一鑑真和上が開基したお寺として有名です。のちの弘仁6年に弘法大師が嵯峨天皇の勅願により北嶺にあった伽藍を南嶺に移し、十一面千手観音坐像を刻んで本尊とし、第84番の霊場に定められました。