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うどんダシに不可欠な「イリコ」の産地、伊吹島を訪ねて

うどんダシに不可欠な「イリコ」の産地、伊吹島を訪ねて

春 夏 秋 冬
日帰り
フェリー・車・徒歩
観音寺港の沖合約10kmに浮かぶ、伊吹島。その近海でとれた小さなイワシは「伊吹イリコ」と呼ばれ、うまみたっぷりのうどんダシに不可欠! 島民の多くが漁やイリコづくりに関わっているといい、海とともに生きる人々の生活や文化が残されています。そんな「イリコの島」にいざ、上陸!
START
さぬき豊中/大野原ICから車で20分、またはJR観音寺駅からタクシーで10分
11:20
  • 観音寺港
1

観音寺港

伊吹島への定期船が発着する港。以前よりも漁業者は減ったとはいえ、漁船の出入りが目立ちます。週末、伊吹島への船「ニューいぶき」は、買い物帰りの島の女性たちでいっぱい。島にはコンビニなどがないので、乗船前に軽食などを買っておくと便利です。

料金/600円(中学生以上)
予約/不要
電話/観音寺伊吹丸事務所 0875-25-4558(観音寺)、0875-29-2113(伊吹)
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定期船「いぶき」で移動(約25分)
11:45
  • 真浦港
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真浦港

岩壁に張り付くように建ち並ぶイリコの加工場が独特の風景をなし、毎年6~8月の漁期は活気づいています。真浦港に着いたら、まず地図を確認しましょう。急な坂道に気後れしそうですが、ゆっくり歩けば大丈夫! 飲み物の自販機があるので買い忘れたときはここで調達できます。
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徒歩で移動
12:00
  • 民宿いぶき
  • 民宿いぶき
  • 民宿いぶき
  • 民宿いぶき
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民宿いぶき

ご主人の自慢は、素潜り漁で捕った活きのいい魚や貝。旬の味を刺し身や塩焼き、煮付けなどで存分に味わえます。特に、コリコリした食感とやさしい甘みが口いっぱいにひろがる刺し身は感動もの! 春から夏にかけてのイシダイ・スズキ・アジ、秋から冬にかけてはメバルやカサゴなどがおすすめだそう。

予約/食事・宿泊とも要予約
料金/食事は大人1名3,000~5,000円(2名様より受付。詳細要問い合わせ)
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徒歩で移動
14:00
  • 波切不動尊
  • 波切不動尊
  • 波切不動尊
  • 波切不動尊
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波切不動尊

島の北東に位置する不動尊で、信仰心の厚い島の人々によって大切にされています。断崖にぽっかり空いた小さな穴に祭られており、神秘的なたたずまい。参道はアップダウンのある崖道ですが、桜の季節の風景は見事。4月中旬の開花に合わせて桜祭りも行われます。
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徒歩で移動
14:20
  • 伊吹産院(出部屋/でえびや)跡
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伊吹産院(出部屋/でえびや)跡

約400年前に、個人の寄付によって建てられた産院の跡。かつて、妊婦たちを漁に携わる人々から遠ざけるという伊吹島独特の習慣に基づき、出産が近づいた女性たちを集めて生活させる小屋でした。妊婦らは日々の過酷な肉体労働から解放され、出産後ひと月ほど、赤ちゃんとの時間を過ごしたといいます。産院で産まれたというお年寄りたちにとっては特別な場所として、今でも大切にされています。
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徒歩で移動
14:40
  • 伊吹島民俗資料館
  • 伊吹島民俗資料館
  • 伊吹島民俗資料館
  • 伊吹島民俗資料館
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伊吹島民俗資料館

幼稚園だった建物を利用して、島民の呼びかけにより、島の人たちが寄贈した漁具や生活道具などを展示している手作りの資料館です。展示品から島の生い立ちや経緯がわかります。

入館料/無料
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徒歩で移動
15:15
  • トイレの家/石井大五
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トイレの家/石井大五

天井や壁のスリットから光が差し込む
瀬戸内国際芸術祭2013で制作された石井大五の作品で、光や雨といった微小な事象に反応する特殊なトイレ。夏至や冬至、あるいは伊吹島の伝統行事が行われる日の午前9時の太陽方位に合わせて、建築の中を一筋の光が通り抜けます。
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徒歩で移動
15:45
  • イリコの加工場
  • イリコの加工場
  • イリコの加工場
  • イリコの加工場
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イリコの加工場

真浦港付近に戻ってきたら、イリコの加工場をのぞいてみましょう。タイミングが合えば、漁から戻った運搬船から(イリコを)パイプで吸い上げるところから熱湯で加工して乾燥庫に入れるまでの工程を見ることができるかも。真剣勝負の現場なので安全確保はもちろん、働く方の迷惑にならないよう配慮しましょう。
※漁期は6月上旬から8月下旬までで、毎週木・日曜日は休漁。加工の時間も船の戻り時間によって変わります。
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16:40
  • 金田一春彦先生の歌碑
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金田一春彦先生の歌碑

伊吹島には平安時代のアクセントが残っているとされ、言語学者だった故金田一春彦氏が2度に渡って伊吹島に来島しています。その時に詠んだという歌「緑濃き 豊かな島や かかる地を 故郷にもたば 幸せならん」の直筆を拡大模写して碑に刻んだもの。島への愛着を感じる一首です。
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