受け継がれる郷土の味覚

地元に息づく自然や習慣によって育まれた“香川の味”
豊かな瀬戸内海と温暖な讃岐平野に囲まれた香川県は、郷土料理の宝庫。
ゆったりとした時間の中で、香川の味覚が「ギュッ」と詰まった伝統の味をお試しあれ。
春グルメ 魚(アジ)の三杯
  • 三杯があっさりとして美味しい
    三杯があっさりとして美味しい
三杯酢のさわやかな酸味が
食欲をそそる
夏祭りの酒客の肴は、たいていが魚の三杯です。アジを焼いて三杯酢に浸します。小魚を骨まで食べられ、保存性を持たせる工夫がされた料理です。
春グルメ わけぎあえ
  • 季節の野菜としてわけぎを味わう一品
    季節の野菜としてわけぎを味わう一品
春の献立に登場する一品
わけぎは雛節句の頃が最もおいしく、マテ貝やアサリ等と和えます。あえ衣は甘い白味噌を用い、春先からの和え物として旬を楽しみます。
夏グルメ なすそうめん
  • 特に三豊地区のなすは大きくて食べごたえがあります
    特に三豊地区のなすは大きくて食べごたえがあります
だしがなすに十分吸収されて
美味しい
暑い夏、手軽に出来て主食にもおかずにも最適なのがなすそうめんです。小豆島のそうめんと、身近な野菜であるなすを組み合わせて伝えられてきたふるさとの味です。
夏グルメ なすびごはん
  • 彩りを考えて卵などをのせる場合もあります
    彩りを考えて卵などをのせる場合もあります
炊きたてご飯に味付けなすを
混ぜ込んだ家庭の味
酢飯に、炒めて味付けをしたなすや揚げ、小エビなどを混ぜるので、コクが出て子どもにも喜ばれる味付けです。
夏グルメ どじょう汁(うどん)
  • どじょうとうどんを大鍋で煮て作ります
    どじょうとうどんを大鍋で煮て作ります
集落のみんなで食べて
親睦を図った鍋料理
どじょうと、野菜、太めのうどんを大鍋で煮て作ります。どじょうは、産卵期前の6月~7月にかけてが一番おいしいといわれており、夏バテ防止の料理としても親しまれています。
秋グルメ しっぽくうどん
  • 讃岐の冬の代表的な郷土料理
    讃岐の冬の代表的な郷土料理
寒くなり始めた時期の
あたたまる一杯
吹く風が冷たくなり始める秋口から冬にかけてのうどんの定番!数種類の季節の野菜を汁とともに煮込む方法で、ゆでたうどんの上から汁とともに煮た野菜をかけたものです。
秋グルメ ずいきのぬたあえ
  • 短冊切りにした油あげとずいきを白みそで和えます
    短冊切りにした油あげとずいきを白みそで和えます
秋の味覚として
親しまれた和え物
里いもの葉柄の部分を「ずいき」といい、柔らかく、えぐみのすくないものは食用となります。ずいきを用いる代表的な料理が「ぬたあえ」で、里いもを収穫する秋祭りの頃によく作られています。
冬グルメ あんもち雑煮
  • 家族仲良く円満の願いを込めて、輪切りの野菜を入れます
    家族仲良く円満の願いを込めて、輪切りの野菜を入れます
白味噌とあん入り餅の
絶妙な味わい
香川のお正月の定番といえばコレ!いりこだしの白味噌にあん入りの丸餅が入ったこの一品。意外な組合せに思えますが食べてみると不思議とマッチします。地元の食材もたっぷり入った、香川を味わえる一杯です。
冬グルメ まんばのけんちゃん
  • 寒に入ると柔らかく甘みが増す「まんば」を使った家庭料理
    寒に入ると柔らかく甘みが増す「まんば」を使った家庭料理
冬場のお惣菜として
食卓をにぎわせた地元の味
まんばは、タカナ類の一種で香川県東部では「まんば」香川県西部では「ひゃっか」と呼ばれています。けんちゃんは、細切り野菜の油炒めに豆腐を入れて炒めた精進料理の流れを組む「けんちん」料理が語源です。
冬グルメ てっぱい
  • このしろを使った一品
    このしろを使った一品
ため池育ちの寒ブナを使った
珍しい郷土料理
寒ブナは臭みがなくて脂がのっており、たいへんおいしいものです。ため池の多い香川ならではの料理といえます。最近は、寒ブナがなかなか手に入らないため、サバやこのしろを代わりに使うことが多くなっています。
通年のグルメ しょうゆ豆
  • 香ばしく甘辛い味が特徴的な郷土料理
    香ばしく甘辛い味が特徴的な郷土料理
あっさり素朴な味付けが
クセになる!
ほうろくで香ばしく煎ったそら豆を砂糖、唐辛子を混ぜた甘辛い醤油ダレに漬け込んで作るしょうゆ豆は、おかずや酒の肴に最適。
通年のグルメ 鯛めし
  • 瀬戸内海で獲れたタイを使った贅沢ごはん
    瀬戸内海で獲れたタイを使った贅沢ごはん
地場の魚介や
野菜を使った至福メシ
獲れたての活きのよいタイを丸ごと使った料理で、かつては、船で荷物を運搬して帰る男たちへのねぎらいのごちそうでした。大釜を囲み小皿に分けて食べるのが慣わしです。
通年のグルメ 切り干し大根の煮物
  • しっかり干された大根の旨さが味わえます
    しっかり干された大根の旨さが味わえます
たけのこ、にんじん、
里いもなど具材はいろいろ
冬の日差しの下、農家の軒先にたくさん干した切り干し大根は、一年中副食として利用でき、煮物や汁の実、三杯酢につけ、はりはり漬にするなどして食べられていました。その味は、今も個々の家に受け継がれています。

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