親切な青鬼くんは、浜田廣介さんの童話『泣いた赤鬼』に出てくるキャラクターで、友達の赤鬼を助けるやさしい青鬼がモデルとなっています。
童話の中では、青鬼が旅に出たところで終わっていますが、その後の設定として、香川県に立ち寄った青鬼が讃岐のお接待の心(四国霊場八十八カ所巡りのお遍路さんに対するおもてなしの心に代表されるもの)にふれ人々の温かい心に感謝してこの地に住み着いたということにしています。
香川県では、瀬戸大橋が完成した平成元年から、県内の市や町、観光業界、運輸業界などの方々といっしょに、「わがかがわ観光推進協議会」をつくり、魅力ある観光香川の創造と発信を図っています。このなかで、マスコットキャラクターとして親切な青鬼くんが活躍しています。
親切な青鬼くんのはっぴやのぼり、着ぐるみなどをイベントに貸出しているほか、デザインもいろいろなところで使われていて、荷台に親切な青鬼くんをデザインしたトラックも走っています。また、県内の主要な駅前や観光地にモニュメントもありますし、様々なパンフレットやチラシにも顔を出しています。